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報告「Mode Japonism」 2010年3月15日 ウイングス京都(3)
第1部は 私と京都市国際化推進室 久野副室長、そしてMCの中尾さんと
3人で ボストン講演の様子をレポート。
詳しくは http://www.arms-salon.jp/blog/2009/10/part1.html をご覧下さい。
そして第2部 はデモストレーションです。
最初はプロモーションビデオをご覧頂き、
結髪に入ります。
私が髪を創っている間
MCによる 髪型の解説
そして モデルの登場。
最初は 「投島田」
モニターには 私の手元のアップ
そして、今回のスタイルのベースとなった浮世絵を写し出しました。
4人のモデルたちのウォーキングの間に
舞台上では結髪がほぼ終了。
髪型は 現代花嫁の髪型 「文金高島田」
髪が結いあがり、簪をさして
舞台の端で 内掛けを 着せます。
その間に 再度モデル達が登場。
モデルが 会場内をウォーキング
最後に全てのモデルが舞台上に整列。
ここで 何と とんでもない大物のコメントを頂きました。
この方はニューヨーク・コロンビア大学教授 ヘンリー・スミス先生
日本史を専門にされている方で
主な著書としましては、 「広重 名所江戸百景」、 「浮世絵に見る江戸名所」などなど
日本人よりも日本に詳しい って感じの方
大変良いお言葉の数々 頂きました。
本当に有難うございました。
そしてエンディングで私が少しご挨拶を・・・。
舞台終了後は 恒例の写真撮影です。
今回は髪型が中心ですが
日本の古典文化の中には 面白いものが 実に沢山あります。
それらの最たるものとして 「着物」
そして 現代まで受け継がれている
華道、茶道、香道、etc.
きっと面白いものがいっぱいあるはず。
来年は京都で「国民文化祭」が開かれます。
今まで興味があるものの きっかけが無かった方など
この機会に 少し触れてみませんか。
日本の古典
美しいですよ。
報告「Mode Japonism」 2010年3月15日 ウイングス京都(2)
ライティング、BGM、モデルのウォーキング・ルートetc.
やらなければならない事が 盛り沢山 です。
台本を作ったのが私ですので、
日本語として ? の部分も多々ございましたが
そこは プロのMC
上手にやって頂きました。
中尾さん有難うございました。
短時間の間に リハーサルを何とか終了。
モデルの仕込みに入ります。
今回モデルは5人
一人は舞台の上で創るので、4人のモデルを完成させる訳です。
まずは 舞台での実演モデルの仕込み。
「こてあて」そして適量の「びんつけ油」を塗布。
江戸初期の髪型「投島田」。
「燈籠鬢・勝山」
今回この髪型には 一切「びんつけ油」は使用せず。
ラフに創りました。
古典をファッションとして考える上で
日本髪から まとまりを取り除く事で
現代のテイストとリンクする
そう考えての試みです。
基本的な構成は 勿論古典通りの方法で。
そして 「貝髷」
喜多川歌麿の作品に多く登場するこの髪型。
かなり大きめにデフォルメされた 歌麿の作品は
このままドレスにマッチするはず。
形、結い方は完全に基本通り
かんざしの変わりに 真鍮のスティックを使用し
ドレスを着せました。
そして最後は 京都島原太夫の髪型
かんざしは ボストン講演で使用したものと同じ
「ピース・マーク」のかんざしです。
銀簪の製作は おなじみ「珠玉」さん。
あまり時間の猶予が無い中 多少焦りはあったものの
無事終了。
後は本番を迎えるのみです。
報告「Mode Japonism」 2010年3月15日 ウイングス京都(1)
京都・ボストン姉妹都市提携50周年記念特別企画
「モード・ジャポニズム」
1部は昨年10月ボストンで行いましたヘアーショーを含めた滞在中の様子をレポート
2部では実際にモデルを使っての結髪実演を行いました。
このときの様子を レポートいたします。
ますは今回の舞台となりました「ウイングス・京都」イベントホール
席数は240席。
京都リビング新聞社のご協力もあって(橋本さんお世話になりました)
満席です。
今回、せっかくご応募頂いたにもかかわらず
多くの方々をお断りしなければなりませんでした。
お席をご用意できなかった皆様、申し訳ございませんでした。
会場は2階
エントランスに受付を設けて
ホールの入り口まで
昨年のボストンのスナップと共に
私の作品を展示しました。
(2)に続く
ボストン滞在記 「あとがき」
今回、5泊のボストン出張。
飛行機は片道15時間近く。
初日の到着が夕方であった為、実質4日間の滞在でした。
その間に打ち合わせ、そして2つのステージ。
非常にタフな仕事であったのですが
本当に面白かった、楽しかった。
一年以上も前から 今回の企画実現に向けて
実に多くの方々と出会う事が出来たのですが、
私の周りの美容業界とは全く関係の無い。
すごい肩書きの名刺を沢山受け取りながら企画を進めていったのです。
私個人だけの力では到底及ばない大きな企画。
「協賛」、「協力」、「後援」などのお願いに対し
非協力、無関心、挙句の果てには「こじき扱い」
中には 京都市からの協賛依頼に対して
わざわざ私に電話をかけてきて
長時間に渡って怒鳴り続ける 企業社長もいました。
さらには、別企画を推し進めようとする「反対勢力」も出現。
勿論、私など、美容業界の中では色々活動させて頂いておりますが、
世間では「どこの馬の骨」
簡単にいかないことは重々承知。
前途多難を予感させるスタートであった事は事実です。
しかし 味方も沢山出来ました。
非常に強力な人達。
その中でも第一番目は
京都市国際化推進室 村田室長、久野副室長をはじめとするスタッフの方々。
今まで、役所、役人、に対して
全く関心が無かった私である。
職人仕事の私とは完全にかけ離れた存在で
気にする事は皆無であったのだが、
今回の接触で 考えが180度転換した。
特に今回お世話になった京都市国際化推進室のメンバーは
実に良く働く、しかも非常に優秀な人間の集まりのようである。
語学力、世の中の仕組みに対する理解度、柔軟性
そして、役人のイメージとはかけ離れた長時間労働。
驚いた。
本当に心から最大級の御礼を申し上げたい。
そして今回の企画のきっかけを作ってくださり。
多岐に渡り 協力、アドバイス、etc.
H先生、そしてご夫人。
このお二人には 最初から最後まで「乗っかりまくり」で
特にH先生はその世界では頂点に居られる方。
超多忙な中、ずっとご助力頂いて。
ありがたい気持ちを通り越して 申し訳ない。
私なんかを推薦してくださって
随分余計な仕事を増やしてしまいました。
本当に有難うございました。
そして現地において フル・サポート して頂いた
セーヤさん、キヨコさん、そしてミドリさん。
特にミドリさんには
ステージのコーディネート、モデルの手配、通訳、etc.
ボストン美術館の学芸員を経て、その後、ピーボディーエセックス美術館の学芸員という
経歴の持ち主。
浮世絵に精通していて、理解力も抜群。
完璧なバイリンガル。
奇跡の出会いに 感謝、感謝。
その他、数えだしたらきりが無いのですが
・京都・ボストン交流の会・ジャパン・ソサエティー・ボストン・ボストン日本人会婦人部・あゆみブライダル・美容業界誌 女性モード社
・美容業界誌 百日草・ボストン美術館
・ボストン・フィルハーモニー・オーケストラ
その他数々の個人的な御協力を頂きました皆様
改めて御礼申し上げます。
今回ステージをご覧頂きました方々に
どういった印象を残す事が出来たのか。
その答えを感じる為には
もう少し時間の経過が必要なのでしょう。
ただ、確実に言える事は
日本の古典文化は彼らの心に響いた という事。
ボストンという町が
非常に知識レベルの高い人々で構成されている特殊性を考慮しても、
日本髪に限らず
日本人の美意識は
きっと世界中の人達の心に響く
こう思えてならない。
私たち日本人が
日本の古典文化の美しさを再認識し
今後の生活の中に取り入れる事が出来たならどんなに素敵な事でしょう。
久しぶりに 着物 着てみませんか ?
ボストン滞在記 part10
はじまりました。結髪実演。
本日の髪型は江戸時代中期 歌麿の浮世絵などにも多く登場する髪型 「燈籠鬢・勝山」。
この髪型、私的にも かなりのお気に入り。
今までに創った作品の中で
一番多く取り上げた髪型です。
髱が後ろに長く伸びた江戸時代前期の髪型から中期に入って
髱が小さくタイトになり、その代わり鬢が
大きくなります。
鯨の髭等で作った「びんはり」で
その大きなフォルムを支えるのです。
鬢の中には、後に見られる"毛たぼ"の使用は
見られず
鬢が薄く 透けて見える事から「燈籠鬢」の呼び名が生まれます。
プロセスを3台のプラズマ・モニターで映しながら結髪は進みます。
日本では未だ経験した事の無い質問の多さ、
そしてそれらの質問の質の高さ。
MCにあらかじめ台本を渡し、
話を進めていく予定でしたが
台本は全く必要無し。
客席からの質問に答えながら
色々現代の感覚とかけ離れた
当時のエピソードについて話しました。
途中からは、既に仕上がったモデル2名が登場。
最初に江戸時代初期の髪型「投島田」
次に現代島原太夫の髪型「お福」
特に太夫姿のモデルの出現時には
全ての視線が 太夫に集中。
人々の注目を集める為に完成した太夫の姿。
現代の異国の地において
その効力は 十分に発揮されたようです。
その間に結髪は進みます。
「燈籠鬢・勝山」の出来上がり。
客席からのリクエストにより 3人の写真撮影です。
最後は舞台上で記念撮影。
左は ボストン・シンフォニー・オーケストラ マネージング ディレクター
マーク・ヴォルピー氏 右は 在ボストン日本国総領事館 総領事 辻 優氏
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