Nov 28, 2009
ボストン滞在記 part10
はじまりました。結髪実演。
本日の髪型は江戸時代中期 歌麿の浮世絵などにも多く登場する髪型 「燈籠鬢・勝山」。
この髪型、私的にも かなりのお気に入り。
今までに創った作品の中で
一番多く取り上げた髪型です。
髱が後ろに長く伸びた江戸時代前期の髪型から中期に入って
髱が小さくタイトになり、その代わり鬢が
大きくなります。
鯨の髭等で作った「びんはり」で
その大きなフォルムを支えるのです。
鬢の中には、後に見られる"毛たぼ"の使用は
見られず
鬢が薄く 透けて見える事から「燈籠鬢」の呼び名が生まれます。
プロセスを3台のプラズマ・モニターで映しながら結髪は進みます。
日本では未だ経験した事の無い質問の多さ、
そしてそれらの質問の質の高さ。
MCにあらかじめ台本を渡し、
話を進めていく予定でしたが
台本は全く必要無し。
客席からの質問に答えながら
色々現代の感覚とかけ離れた
当時のエピソードについて話しました。
途中からは、既に仕上がったモデル2名が登場。
最初に江戸時代初期の髪型「投島田」
次に現代島原太夫の髪型「お福」
特に太夫姿のモデルの出現時には
全ての視線が 太夫に集中。
人々の注目を集める為に完成した太夫の姿。
現代の異国の地において
その効力は 十分に発揮されたようです。
その間に結髪は進みます。
「燈籠鬢・勝山」の出来上がり。
客席からのリクエストにより 3人の写真撮影です。
最後は舞台上で記念撮影。
左は ボストン・シンフォニー・オーケストラ マネージング ディレクター
マーク・ヴォルピー氏 右は 在ボストン日本国総領事館 総領事 辻 優氏
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