Aug 21, 2007
私のカリスマ
10数年前の話である。
ある大手モデルクラブのクレジットで洋服が発表され そのメインイベントが東京青山で行われた。
当時世界を代表するスーパーモデルがその為に来日、
そのスーパーモデルのヘアメイクを担当した。
私にとって非常にラッキーな仕事で
異常にテンションがあがった事を今でも覚えている。
しかしそのスーパーモデル以上のインパクトを受けた一人の女性。
レセプションパーティー会場には多くの有名芸能人、モデル、業界人にあふれ、とにかく 賑わっているその会場の時間が一瞬止まった。
これは 「そんな気がした」レベルでは無く
本当に、間違いなく、止まったのである。
一人の女性の出現で。
1970年代はじめから日本を代表するトップモデルとして世界的に活躍。
勿論私にとってのカリスマとしての確立はもっと後のことになるのだが、
その会場でのファーストコンタクトは強烈だった。
私が目指す その頂点に君臨する 「ミューズ」であった。
失礼にもしばらくの間は視線を反らす事も忘れ見とれていた。
数十秒間 会場に向い軽い会釈を終えてその場を去った。
たったそれだけだった。
その後勿論 お会いする機会も無く、
ただその時の話は あちこちで 何十回もしてきた。
そして昨日、仕事中の電話で聞かされた 訃報。
おそらく私の中からは消える事は無いであろう「女神」に
御冥福を。


























この方を初めて見たのは中学生のとき。
日本人であることを誇りに思う気持ちがこちらにも伝染するような、大変な衝撃を受けました。
(おかっぱを真似しましたが中学生の私がアイラインのない顔でやっても幼くなるばかりでした・・・)
セルジュルタンスさんとの妖しく美しい資生堂のCMシリーズ、
桐の化粧箱に日本人形のように入って撮影された写真、
山本寛齋さんらのショーでのウォーキングを超えた動き、、、
今でもヴィヴィッドにそのビジュアルが甦ります。
存在そのものがアートといえる、モデルを超えた日本の宝でいらっしゃいました。合掌。。。